会計事務所というと高学歴のエリート集団というイメージを持っている人もいるようです。

実際の所はどうなのかウチのケースを紹介します。

正社員の学歴は高めでもめちゃくちゃ高いわけでもない

従業員数15名程度の中小税理士法人の実情はこんな感じ。

正社員としてフルタイムで働いているメンバーの学歴は比較的高めです。

まず全員が大卒です。

明治大学、中央大学、青山学院大学、法政大学と、所謂マーチと呼ばれる大学出身者が一番多いです。

その他は、地方国公立大出身者、駒澤大学・日本大学がいますね。

採用条件は学歴不問なのですが、結果的に同じようなレベルの学歴が集まっているのが面白いところです。

ちなみにもう少し規模の大きい中堅税理士法人や大手レベルになると、大学で言うと早慶上智、在学中に税理士試験に取り組んでいて主要科目に合格していたり、資格取得のために大学院に進んだ学生などが就職しているイメージがあります。

あらためて振り返ってみると、結果的に同じような学歴の人間があつまっているのですが、学歴はそこまで気にしなくても良いのではないかと個人的には思います。

税理士資格を持っていたり科目合格をしていたり、税理士試験の実績があればあまり学歴は関係なくなってきます。

実際ウチにも、Fラン中退ニート経験者の資格持ち社員が在籍しております。

ほんとうに学歴で選抜したというより、応募してくる人・その中で採用のテーブルに乗る人が自然と同じような学歴だったという感じです。

パートタイム採用だとさらに学歴は関係ない

パートタイムの場合は、さらに学歴が関係ない状態です。

高卒、専門卒、大卒と学歴はさまざまです。

基本的には子育て中であったり、子育てが一段落ついたという状況の女性が主です。

勉強時間を確保したいからパートで、という男性もいました。

学歴より、経験者の方が歓迎されます。

ウチの場合未経験でも人柄や意欲などが合えば採用していますが、職業訓練校などで勉強した経験があったり、日商簿記の2級に合格しているなどの実績があった方が有利かと思います。

学歴不問であればほんとに学歴は関係ない

会計事務所の規模毎に似たような学歴の人間が集まっているような印象はあります。

ただそれは結果的にそうなっただけであって、学歴を重視しているとは思えません。

会計事務所の採用条件だと税理士資格や科目合格の有無をあげている事務所は目にします。

資格という学歴より分かりやすい指標があるだけに、学歴についてはそこまで気にしなくても良いのではないかというのが個人的な意見です。

人柄や勤労意欲、これまでの実績が重要じゃないかと思います。