ウチの実情シリーズ!
会計事務所の中で働いている私が、みなさんの気になる実際のトコロを暴露してゆく!
ウチの事務所はまだ新卒を採用した実績はなく、すべてが中途採用です。
会計事務所に転職前にはどんな経歴が多いかというと、一番は法人で経理の仕事に携わっていたというものです。
仕事を依頼する側と受ける側の関係となっており、経歴が繋がりますので転職先の候補に上がりやすいのは当然ですね。
逆に会計事務所から法人の経理部門へ転職していった人もいます。
会計事務所から他業界の転職を考えたら、経歴を活かせるのは経理の仕事になりますもんね。
資格があれば、企業内税理士という道もあるのかも知れませんが..。
ウチの事務所の場合はどんなケースがあったのか紹介します。
他業界の経理から会計事務所への転職
多いです。辞めていった人も含めて私の知る限り、ちょうど半分の割合で一般企業で経理を経験してから、税理士を目指して会計事務所に転職しています。
転職の理由は様々ですが、『経理希望だったのに営業へ転属になり、それから会計事務所に転職してきた』というケースが複数見られます。
肌が合わない仕事ってありますからね。
ウチの場合、営業の経験は面接時のアピールポイントにもなります。
実際に働き始めても、営業の経験は役に立っているようです。
数字の計算よりお客さまとのコミュニケーションの方が重要になることも多い仕事ですので。
営業といっても色々だと思いますが、前職時代に比べたらプレッシャーも少なく働けているようです。
一般企業の経理から退社後に会計事務所で復職
転職ではなく復職というパターンもあります。
ウチの事務所では、新卒で一般企業で経理を経験し結婚子育てを機に退職。
その後子育てに余裕が出た後に会計事務所に復職するというケースがありました。
正社員とパート採用のどちらも事例がありますが、ほとんどは女性のパート採用です。
やはりお子さんが小さいと時間のより融通の利くパートの方が安心というのと、そもそも扶養の関係で正社員の選択肢が最初からないという理由があります。
正社員として担当を持つケースですが、ウチの事務所は売上連動制で担当数も個人の裁量がありますので、働き方をコントロールできる余地が多いです。
ですので、急な早退遅刻や休みなども取りやすいですが、会計事務所の業務は納期のはっきり決まった仕事ですので、いざという時に家族のサポートが受けられる人が正社員としての道を選んでいます。
ちなみに、イクメンパパとして頑張っている男性社員もいます。
会計事務所から経理への転職
パート、正社員ともに実例があります。
1つめは転職サイトやハローワークなどを経由して一般企業の経理に転職したケース。
2つめは知人のツテで経理担当者として転職したケース。
この2つのケースは一般的な転職ルートだと思います。
受け入れる会社側からしても元会計事務所職員となれば、即戦力を期待できるので採用しやすいでしょう。
レアケースでは、元々担当していた企業に財務の責任者として招かれた事例もあります。
このケースでは相当給料も上がるでしょうから、お金の面をみればかなりのキャリアアップになりますね。
企業経理も経験しつつ税理士を目指すというのも、開業後を考えると良い経験になりそうです。
ウチの事務所で実際に担当していた会社に転職していった人は多くはないのですが、顧問先と信頼関係が築かれていれば声がかかることは珍しくないようです。