会社やめてぇと思ったら読むシリーズ!

辞表と退職届は別物です。

たまに混同している人を見かけるので、言葉の定義を覚えておきましょう。

辞表は役員や公務員が出すもの

「辞表」って言葉はなんでこんなに一般に広まっているのでしょうか。

テレビの影響でしょうか。

辞表というものは、一般の人は使いません。

企業の役員や、公務員が辞める時に出すものです。

退職願と退職届の違い

一般の勤め人が提出するのは、辞表ではありません。退職願か退職届です。

退職願(たいしょくねがい)と退職届(たいしょくとどけ)も実は別物です。

それぞれの提出の仕方は、会社の就業規則によって定められているはずですので、基本的にはそれに従います。

一般的な違いについては書いて字の通り、退職意思の強さが変わります。

退職願は退職させてくださいと会社にお伺いを立てるための書類のことです。

「◯月◯日までに退職させてくれ」というお願いを記載して会社に提出します。

退職のお願いですので、会社が受け取って承諾することによって退職が決まります。

退職願は上司に提出しますが、人事決定者が承諾する前であれば撤回できる性質があります。

退職届というのは、確かに退職するという意思を届け出るための書類のことです。

退職願で退職したい旨を会社に伝えてから、退職までのスケジュールなどを相談し、それが決定してから退職届を提出するという流れが正式な流れということになります。

社労士のサポートを受けて就業規則を作った会社なら退職時の手続きが決められていて、退職希望日の何日前に退職願を提出すること、退職願を承諾後に退職する前に人事部などに退職届を提出する旨が記載されているんじゃないかと思います。

退職したいのに退職願を承諾してもらえないなどのトラブルの場合は、退職希望日の2週間前に退職届を出して退職すれば法律的には辞められるということになっています。

中小企業だと口頭で済んでしまう場合も多い

退職届は書面でなければならない訳ではありません。

口頭で退職の意志を伝えるだけで済んでしまうケースも多いです。

私が転職する場合も口頭のみでした。

引き継ぎや、有給休暇の消化、次の転職先の出勤日などを考慮して退職までのスケジュールを会社と相談して決める流れになります。