今の職場で働き続けるのは辛い..。

職場の人間関係に疲れた..。

評価と報酬が見合った職場に転職したい..。

キャリアアップのために転職したい。

転職したい理由は人により様々あると思います。

理由に関わらず、思い立ったが吉日!?

転職活動を始めるにあたって手を付けることや、退職から転職までにやることをまとめます。

筆者の転職時はどうだったか

私も転職を1度経験しています。転職が失敗だった訳ではないのですが、少々行き当たりばったりだった感がいなめません。

この記事は筆者の反省も込めています。

どういうところが反省点だったのか、私が転職した時を振り返ってみます。

私の場合、「転職をしたい」より「退職したい」という気持ちが先でした。

退職の前年に、仕事のプレッシャー・長時間労働により体調を崩しながら1年踏ん張っていたんですが、経営悪化によりボーナスも出なくなり、心が折れました。

退職を具体的に考え始めた時、プライベートで付き合いのあった今の事務所の所長に声をかけられて転職したという流れです。

「退職したい」が先にあったため、無職になるより良いかとすぐに退職の交渉を開始してしまいました。

転職後のキャリアプランもよく考えずに…。

今でこそそれなりに仕事も確立することができましたが、転職してから2~3年ほどは本当に苦労しました。

私が元エンジニアとして出来ることと、会計事務所の所長が考えるエンジニアにやって欲しいことのギャップがとても大きかったからです。

具体的にどんなミスマッチがあったかは省きますが、一言でエンジニアといっても分野によっては、税理士と弁護士くらいの差があります。

IT関係に明るくない方にとっては、パソコンのことならだいたい分かるんでしょ?みたいなノリで何でもできるイメージがあるのかも知れませんが、そんなことはないのです..。

反省点
・退職を優先し、選択肢を検討せずに転職してしまった
・誘われるがままに、職務内容をすり合わせず転職してしまった

結果的に何とかなりましたが、勢いだけで退職&転職をしたことで、いらぬ苦労をしてしまった感がいなめません。

給与についても転職直後は低いことを承知で、速く辞めたいの一新で決断してしまいました。

恐らく、まともに転職活動をしていた場合と比べて、3年間で500万円くらいは損していると思われます。

今の知識で当時の自分にアドバイスするなら、退職はすぐにしても良いけど転職は焦るなと言いたいです。

そして転職サイトに登録して情報収集するか、転職エージェントで相談に乗ってもらえと..。

というわけで、私の反省も含めて退職から転職までにやることを紹介します。

その1.おおまかなスケジュールをたてる

なかなか計画通りにはいかないかも知れませんが、退職から転職までのスケジュールはある程度設定しておいた良いです。

仮にでもスケジュールを決めなければ、行動も出来ないものなのです。

スケジュールを立てるために確認すべきこと

1.求職期間はどれくらいになりそうか
2.退職届けから退職までの期間はどれくらいになりそうか

次の職を見つけるまでの期間と、今の会社を辞めるための時間を見積りましょう。

これらを見積もることで、退職が先か転職活動を平行できるのかを決めることが出来ます。

そうすると次に行動すべきことが見えてくるので、転職活動を始めやすくなります

求職期間の見積り方

考えるべきポイントは2点です。

まず転職を希望する業界や分野を決めることです。

業界によっては転職しやすい時期がある場合がありますのでリサーチします。

会計事務所であれば、年末~5月は繁忙期です。

採用を行うにも採用担当者の労力と時間が必要です。

中途採用で即戦力といえども、社内ルールなどもありますからある程度、教育の必要もあります。

繁忙期にそれらの時間を確保するのは得策ではありません。ですので私が働いている会計事務所では6月~10月くらいが採用期間になっています。

逆に繁忙期だからこそ緊急の採用が必要というケースも考えられますが、計画的に採用を行える会計事務所を探した方が良い転職ができる確率は上がるのではないでしょうか。

もう一つは、転職の難易度です。

会計業界においては、いまやどの業界も人手不足が叫ばれていますが、この業界も例外ではありません。

クラウド会計ソフトなど技術革新も進んでいますが、まだまだ労働集約的(人の手で作業する必要がある)業界です。

また人材の入れ替わりもそれなりにある業界です。会計事務所を何社か渡り歩いている人も少なくありません。

会計業界は他業界と比較して、転職難易度が高い業界だとは思えません。

しかし、大手の会計事務所になると転職難易度は高まります。

みなさん将来に不安を感じているのか、大手ほど人が集まるのがトレンドと言われています。(いつの時代もそうかもですが..)

資格や科目の取得、TOEICのスコアなどで志望者を絞り込んでいる会計事務所もあります。

転職難易度が高くなればより多くの面接をこなすことにもなり、時間はかかるようになります。

志望する会計事務所や会社のレベルに応じて難易度は変わる傾向にありますので、事前にリサーチしておくのが良いと思います。

退職期間の見積り方

会社はすぐに辞めたくても辞められる訳ではありません。

退職するのにもある程度の期間が必要です。

現在の職場を退職するのに必要な期間も事前に見積もっておきましょう。

在職中に転職した同僚がいる場合は、その人のケースが参考になります。

法律では2週間前に通知をすれば、企業はそれ以上退職を引き伸ばすことは出来ないことになっています。

しかし揉める覚悟がなければ通常は引き継ぎ期間を設けたり、繁忙期が終わってから退職するなど企業側の都合も加味して退職していきます。

タイミングによると思いますが、退職の意思を伝えてから1ヶ月~2ヶ月後くらいが一般的な退職期間ではないでしょうか。

また、就業規則に「◯◯ヶ月前に退職を申し出ること」など期間が指定されている場合もあります。

不当に長い場合以外は、争いになった時に労働者側の責任が問われる可能性もあるので、事前に確認し早めに退職の意思を伝えるようにしましょう。

誰かに相談したいなら転職エージェントがおすすめ

転職の難易度はネットでのリサーチだけでは信憑性が不明で、不十分な場合も多いかと思います。

志望する会計事務所や企業に知り合いがいる場合は、実際の所を相談できるますが相談できる知り合いがいるケースは多くありません。

客観的で信頼できる情報が欲しい場合は、転職エージェントに登録して相談するのがおすすめです。

すぐに転職は難しい場合でも、エージェントに相談して情報収集する利用の仕方でもOKです。